【やばい!】肥満が招く恐ろしい悪影響 9選
はじめに
肥満と聞くと、多くの人が「見た目がカッコ悪くなる」くらいの認識だと思います。
ただ、肥満は見た目以外にも私生活に大きな影響を与え、最終的に死につながる病気だと言われています。
「肥満にはなりたくない」「肥満を解消したい」と考えている方は本投稿を最後まで読んで頂き、
肥満に対する危機感を持っていただけたらと思います!
もくじ
1.身体が重くなる&骨や関節の異常
2.高血圧
3.糖尿病
4.動脈硬化
5.がん
6.胃腸の不調
7.生理不順・不妊
8.認知症
9.睡眠時無呼吸症候群
10.最後に
1.身体が重くなる&骨や関節の異常
体脂肪がつくと身体が膨れて重くなり、腰や膝に負担がかかる様になります。
軟骨の寿命は限られているので、肥満による腰や膝の負担は、老後の歩行障害の切っ掛けになると言われています。
また、体重が増えることで疲れやすい身体になります。
ただ歩くだけや階段を上るなど、痩せていたころはなんとも生活習慣でも疲れてしまったりします。
日常生活に疲れが生じやすくなると、仕事やプライベートに支障をきたすようになります。
特に女性は注意が必要です。
支える筋肉が増えれば体重増加の負担が多少緩和されますが、女性は男性に比べて筋肉がつき辛く、骨密度も低いので、負担が緩和されにくいと言われています。
慢性的に負担がかかることで、軟骨がすり減り、関節の炎症や変形関節症を引き起こします。
ひどくなると痛みや可動域の低下といった症状を起こし、生活習慣に支障をきたします。
全力で仕事や遊びを満喫するためにも、痩せた身体があってこその人生だと私は考えます!
2.高血圧
「高血圧=塩分の摂り過ぎ」だと思われがちですが、肥満も高血圧の原因になると言われています。
また、近年は高齢者のみになる病気ではなく、現代の食生活の影響によって、若年や中年で肥満による高血圧が増えてきていると報告されています。
そもそも「高血圧」自体にはそこまで悪影響を及ぼすものではありませんが、悪化すると糖尿病や動脈硬化を発症します。
悪い食生活によって内臓脂肪が増加し、インスリンの過剰分泌が原因とされています。
主な症状としては、血圧が高い時(緊張・ストレス・激しい運動)にめまい・頭痛・立ち眩みがあげられます。
3.糖尿病
尿病は網膜症・腎症に並ぶ、肥満から発症する代表的な生活習慣病の一つになります。
一度でも糖尿病が発症すると、再発する可能性がある為、死ぬまで糖尿病と付き合う生活になります。
糖尿病が発症する流れは以下の通りだと言われています。
内臓脂肪の増加→インスリンの過剰分泌→膵臓が壊れてインスリンの分泌量が低下→高血糖状態
血中の糖をコントロールするインスリンが分泌されなくなり、ドロドロの血液になる訳です。
主な症状としては網膜症、腎症、神経症などの三大合併症を引き起こし、悪化すると動脈硬化を発症すると言われています。
※網膜症とは:目の中の網膜が障害を受け、視力が低下する病気。最終的には失明する。
※腎症とは:腎臓の働きが悪くなることで、むくみや血尿等を引き起こす病気。最終的には、透析治療をしないと生命維持が出来なくなる。
※神経症とは:心因性の機能障害であり、ストレスが原因でパニック発作や鬱になりやすくなる病気。
4.動脈硬化
動脈硬化とは、高血圧→糖尿病→動脈硬化と肥満がもたらす最終的な症状の一つになります。
具体的に言うと、血液内部に糖が溜まり、血管が硬くなって詰まりやすくなる状態を指します。
詰まり易くなった血管は脳梗塞や心筋梗塞を発症させ、死に繋がる病気だと言われています。
気付いた時には手遅れにならない様に、高血圧だと言われた時点で食生活や運動習慣を見直すようにしましょう!
※脳梗塞とは:脳の血管が詰まって、脳に血液が運ばれなくなることで、脳細胞が死滅する状態。身体障害、言語障害、視覚障害を引き起こす。最悪の場合死ぬ。
※心筋梗塞とは:心臓を動かす為の血管(動脈)が詰まって、心臓に血液が運ばれなくなることで、心臓が止る状態。最悪の場合死ぬ。
5.がん
国立がん研究センターや世界保健機構(WHO)によると、肥満によるがんリスクの上昇が指摘されています。
例えば、国立がん研究センターの「科学的根拠に基づくがん予防」より、
BMI=27以上から、がんのリスクが高まるとされていて、確実にリスクが高まるのは「乳がん」、ほぼ確実にリスクが高まるのは「大腸がん、肝がん」だと言われています。
がんは完治も難しく、再発も危険視される病気です。
また、治療にもかなりの体力と時間とお金を使います。
アフラックなどがん専用保険もあるくらい、日本ではがんは危険視されている病気です。
ただし、個人的には「がんになった時に備えて保険に入る」のではなく、「そもそもがんにならない様に生活習慣を気を付ける」が大事だと考えます!
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/evidence_based.html
6.胃腸の不調
内臓脂肪が増えると、胃腸を圧迫して、便秘や逆流性食道炎になる恐れがあります。
内臓脂肪は内臓の周りにつく脂肪の為、内臓を固定する役割があります。
あまりに量が多いと内臓が動けないくらい圧迫されてしまいます。
例えば胃を圧迫すると、食べ物や胃酸が腸へ送られずに食道へ逆戻りしてしまう場合があります。
食道に胃酸が逆流して炎症を起こすことを「逆流性食道炎」という病気になります。
また、腸を圧迫すると、腸の活動を内臓脂肪が妨げ、便が上手く出ずに便秘になってしまいます。
女性の場合は子宮や卵巣の周りにも内臓脂肪が付きやすいので、注意が必要です。
また、内臓脂肪が膀胱を圧迫して、頻尿に繋がるケースも言われています。
この状態だと夜中に何度もトイレに起こされることになるので、不眠症へと繋がります。
7.生理不順・不妊
内臓脂肪の増加により、生殖機能に影響を与え、生理不順や不妊を引き起こすと言われています。
まず排卵障害が起き、月経の期間が長くなったり、無月経になったりします。
いわゆる生理不順の状態になるわけです。
また、脂肪が増えることでインスリン濃度が高くなると、男性ホルモンが増加し、排卵の発育を抑制したり、にきびや多毛と言った現象を引き起こします。
更に卵子の質の低下も指摘されています。
受精してもうまく着床しないことが多くなります。
肥満を解消することで生理不順や不妊の改善が見込めます。
肥満解消は不妊治療のひとつと捉えて、ダイエットを頑張ってみましょう!
8.認知症
認知症と言うと高齢になればいつか発症するものとの認識が一般的かと思います。
実際は認知症は肥満の人ほど発症しやすいことが明らかになっています。
米国の研究によると、肥満の人と健康の人を認知症リスクを調査した結果、約6倍もの違いがあるとわかりました。
また、認知症のひとつでもある「アルツハイマー型認知症」においては、該当する人の60%が内臓脂肪の多いとわかっています。
いつまでも若々しく人生を満喫する為にも、認知症予防の観点から肥満解消を心掛けましょう!
9.睡眠時無呼吸症候群
肥満は呼吸悪化にも影響を与えると言われています。
首回りについた体脂肪は気道を圧迫し、肺に出入りする空気を制限します、
特に睡眠時は呼吸が浅く、仰向けは脂肪が気道を潰す姿勢になる為、結果として睡眠時無呼吸症候群を発症させます。
いびきをかくことが前兆となり、睡眠中に呼吸停止になる症状です。
呼吸が止まると、脳や心臓、血管に負担が掛かり、狭心症や心筋梗塞などに繋がると言われています。
いびきは自分自身では気づくのは難しいかと思います。
家族やパートナーや友人から指摘を受けたら、睡眠時無呼吸症候群の予備軍だと捉えて、肥満の解消に努めましょう!
10.最後に
如何でしたか?
現代の生活習慣では肥満になりやすく、肥満気味な人が周囲にたくさんいる為、「自分はまだ大丈夫」と安心してしまっているかもしれません。
ただ、今は「人生100年時代」とも言われています。医療技術の発達により、平均寿命は100歳になると言われています。
100歳になっても若々しく人生を謳歌出来るのか、糖尿病やがんや認知症のリスクに怯えながら入退院を繰り返しのか、それを決定するのは今のあなたの習慣です。
過ごしでも肥満気味だと感じる方は、食生活や運動習慣を見直してみて下さい!
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。